今回は、メッセージ作成についてご説明したいと思います。
そもそも、どうしてメッセージ作成について知っておく必要があるのか?
ただ単純にテキストを入れれば良いというのではありません。
色々な機能があるので、それを知っていれば、やれることの幅はめちゃくちゃ広がります。
知っておくだけでも、「そういえば、こんな機能あったな。」と引っ張ってくることができるので、ぜひこの機会に、理解を深めていただけると良いと思います。
【メッセージ作成画面の解説】
メッセージ作成画面にはflow builder と basic builderの2種類あります。
実際の画面で説明したいと思います。
まず、ManyChatへ行きます。
左側のGrowth Toolsの中の右上のNew Growth Toolの中の
Facebook Ref URLの中で解説していきます。
Editですね。
ここが、メッセージ作成の実際の画面です。
これは、flow builderと言います。
flow builderと、basic builderというのがあります。
切り替えは右上のGo To Basic Builderを押すと、basic builderの画面に行きます。
こちらがbasic builderの画面です。
この切り替えはいつでも出来ます。
flow builderと、basic builderのどちらが良いのかというと、間違いなくflow builderの方が良いと思います。
結局、最終的に誘導するところまでの全部の導線を俯瞰して分かっていないと、作り難いんです。
basic builderは、全体の流れが分かり難いんです。
実際、海外でチャットマーケットをしている人は、ほぼ全員flow builderを使ってやっていました。
ですので、basic builderになってる人は、右上で切り替えて、flow builderにしておいてください。
flow builderの方が、頭を使ってやらなくても良くて、直感的に出来ますので、使いやすいと思います。
basic builderだと、どうつながっていくのか頭の中でメモリーとして置いておかないといけないので、やりにくいのがありますので、ぜひflow builderを使ってください。
【メッセージ作成時に使う機能の紹介】
こういうの ↑↑↑ がメッセージ作成の中にあります。
メッセージ作成の時に、一番下に出てくる機能ですね。
ここにあるものを使っていくと、色々なことができます。
よく使うものは、Text 、Image 、OTNR 、Delayの4つです。
ただ、このOTNRに関しては、24時間ルールだったりとか、結構ポリシーとかルールとかが分かったうえで説明された方が理解がしやすいと思うので、こちらについては別途どこかで解説をしたいと思います。
画像を見せたいときは、Card 、Gallery、Listの3つを使います。
これは少しずつ見せ方が変わってきます。
画像は、Imageだけでも入れれますが、それだとただjpegとかpngとかを添付するだけなのですけど、それにリンクを付けたいときとか、タイトルやサブタイトルを付けたいときは、この3つを使っていきます。
それを1枚だったらCard、横並びだったらGallery、縦並びならListという風に3パターンで使い分けます。
ただ、Listについては、Facebookの方ではあまり推奨されてないみたいなので、あまり使わない方が良いです。
添付ファイルは、Audio、Video、Fileの3つを使います。
音声ファイル、動画、PDFとかのファイルですね。
ただ、これはあまり大きい容量は置けません。例えば動画だったら、数十秒程度だったと思います。お気を付けください。
その他の機能としては、User Inputと、Dynamicというのがあります。
このPROと書いてあるやつですね。
このPROと書いてあるのは、PROアカウントでないと使えません。
PROアカウントと言っても、月額10ドルなので、ぜひアップグレードして使ってみてください。
出来ることとしては、User Inputでメールアドレスの取得ができます。
【textの解説】
こちらですね。↑↑↑
これを中心にメッセージ作成をしていきます。
今回はこれで出来ること、もしくはこれに付随した機能について紹介していきたいと思います。
<文字入力>
普通に文字を打つことですね。
大それたことではないんですけど、コツだけ触れたいと思います。
まず、たくさん文字を入力すると読まないです。
2000文字入れることができますが、入れてもまず読まれません。
短い文章が好まれます。
読み手の立場に立って、文章を作成してください。
メッセンジャーボットは会話のツールなので、基本的には短いメッセージのやり取りが多いです。
目安としては、スマホ画面の1スクロール以内に収まるようにしましょう。
長くなるようだったら、相手の反応を伺って次の情報を出すというのを心がけてください。
こちらがText画面です。
Text入れるところは、右側の✖で削除、□2個のマークで増やすことが出来ます。
例えば「こんにちは~!」と入力してみます。
ただ単にテキストを入力するだけででも良いです。
下にある黒いところは、右側の数字は、残りの入力可能文字数で、😊マークは絵文字が入れられたり、{ }マークを押すと
このような選択肢が出てきます。
よく使うものとしては、First Nameを選択すると、やり取りしている人の下の名前が組み込まれます。Full Nameとか、メールアドレスとか。
予め、その人が入力している個人情報を呼び出すことができるのが、この{ }の機能です。
Last Text Inputは、相手が最後に入力した言葉をオウム返しして入れることができます。
<button>
色々なボタン操作があります。
+Add Buttonを押すと、選択できます。
それぞれどうう機能なのか、今回はよく使う機能だけをご紹介していきます。
・Send message
新しいメッセージを作成する
Send messageを押すと
このように、新しいメッセージを書くブロックが出てきます。
・open website
指定したURLへのリダイレクト
例えばFacebookのグループに移動したいときは、FacebookグループのURLを入れておく
と、ボタンを押した人がFacebookグループに移動します。
こちらを選択すると
URLを入れる場所が出ます。飛びたいページのURLを入れます。
例えば、FacebookのURLを入れて、ボタンのタイトルを「Facebookへ行く」にしてみました。
このように、誘導したい先がある場合は、このOpen websiteは便利です。
・Perform Actions
tag付けなど、色々な機能があります。
Perfprm Actionsをクリックするとこの画面になります。
そしたら、薄いオレンジのPerform Actionsを押して
何をするか選択します。
例えば、Add Tagで目印を付けて、そのボタンを押した人にTagを付けるとか。
後でセグメント配信が出来ます。
ボタンは1つのテキストに3つしか付けられないので、3つ以上あるときは、+Textを押して、+Add Buttonで追加するというやり方ができます。
・Start another Flow
既存のFlowへの結合
別でシナリオが作ってあるとか、別のGrowth Toolsがあることが結構あると思うんですけど、例えばキーワード指定とかできるんですけど、例えば「プレゼント」と入力すると特典がプレゼントされるシナリオがあるとすると、それに今回作っているGrowth Toolsのメッセージからそれを呼び出してそちらに流したいときもあると思うんです。
そういう時に使います。
Start another Flowを選択すると、Start Flowというのが出てきます。
真ん中のStart another Flowを押すと、
こういうのが出てきて、Click to Select a Flowを押すと、
既に作ってあるシナリオが出てきて、その中から必要なシナリオを選択します。
例えば、「ボットから退会」とか
こんな感じで、既にあるシナリオを今作っているものに結合することができます。
・Condition
条件設定
例えばTagが付いている人はこっち、付いてない人はこっちとルート分けすることができます。
あとは、時間指定とかもできます。
これは結構上級者向けなので、別途解説したいと思います。
・Smart Delay
機能の方に合ったDelayの上級者向けみたいな感じです。
・Select Existing Step
今現在作っているFlow内の別のブロックへ結合
さっきのStart another Flowとも似てるんですけど、これは別に作ったものに繋ぐんですけど、この場合は、今作っているFlowの別のブロックに結合します。
Select Existing Stepを選ぶと
今作っていたFlowの中でどこに繋ぎますか?ということですね。
例えばこの2番目のSend Messageを選択します。
選択していたボタンが、Send Messageに繋がりました。
編集画面で矢印を直接触って編集することもできますが、このようにSelect Existing Stepを選択して編集することも出来ます。
<Quick reply>
使いどころとしては、buttonと似てるんですけど、違うのは、buttonは押しても選択肢がそのまま残りますが、Quick replyは、選んだ選択肢以外は消えます。
例えば「1,2,3どれか選んでください」という場合、buttonの場合は1,2,3とも全部押せます。なので、どれか1つだけを選んで欲しい場合は、Quick replyを使ってもらうのが良いです。
【人間が対応している感を出すメッセージ作成】
メッセンジャーボットは、チャットボットという部類に入るんですけど、元々組み込まれた対応がポンポン出てくる機械的な対応になるんですけど、そこをいかに人が対応している感を出せるかによって、開封率や誘導率が上がってきますので、最終的にはそこまで落とし込んでいきましょう。
使うのは、text、 Delay、 Smart Delayです。
ちなみに Delayと Smart Delayの違いはというと、Delayは無料で使うことができますが、Smart Delayは有料のPROプランでしか使えません。
機能面の違いとしては、Delayはタイピングモーションを表示することができます。
タイピングモーションというのは、メッセンジャーであたかもタイピングしているかのように見せるやつです。
Smart Delayは、61秒以上のwaitができます。
Delayは60秒までのwaitはできますが、それ以上はできないということです。
Smart Delayは、特定の日付指定もできます。
例えば、クリスマスまでwaitさせておいて、クリスマスになったら、「メリークリスマス!」とかメッセージを送ることができます。
ポイントとしては、人間が対応している感を演出します。
ユーザーのアクションがトリガーとなるメッセージなどでは、Delayのタイピングモーションをうまく使いましょう。
人間が対応しているかと思ってもらうことによって、相手の出方も変わりますし、誘導率も上がります。
では、Delayのタイピングモーションの付け方の説明をします。
Delayを押すと、Typing 3 secondsというのが出てきます。
これは、メッセージの上に移動することもできます。
Delay timeは、60秒以内で選択できます。
この・・・ですね。
ちょっとしたことですけど、これがあると「今タイピングしてる感」が出て、与える印象が大分変わると思うので、タイピングモーションをかますことをお勧めします。
Typing Actionの緑のレ点を解除すると
Waitingに変わります。
この上の場合だと、相手が入力終わってから、3秒間待って、3秒間タイピングして「1ですね!」の返事が表示されるようになります。
こういう風にすると、よりリアリティのあるメッセージの作成が出来るかなと思います。
それでは、Smart Delayの使い方をご紹介します。
次のメッセージを送るのに、間を開けてから送りたいとき、後で手動で送っても良いのですけど、それだと手間がものすごくかかるので、こちらを使います。
メッセージのブロックの右下にあるNext Stepの丸を押して途中でもう一度押すと、選択肢が出てきます。その中の+Smart Delayを選びます。
このように、Seconds(秒)、Minutes(分)、Hours(時間)、Days(日)と選択できます。
例えばこのように、10秒待ってから、次のメッセージを送るということが出来ます。
(Smart Delayの一番短い待ち時間は10秒です)
Next Stepから、その後のメッセージのブロックに繋ぎます。
今回はメッセージ作成の方法をご紹介していきました。
ただ単に文字を入力するだけではなくて、色々な機能を使うことによって、人間が対応しているかのようにみせることができることもお分かりいただけたと思います。
ここまで学んでみて、結構メッセージ作成も奥が深いな。と感じていただけたと思います。
どうですか?
知っていることの幅は広がりましたでしょうか?
実際使ってみることによって、自分のものになっていきますので、どんどんトライしてください。
今回は、よく使うものとしてtext、Delayを中心として説明しました。
他の機能もまた、別の機会にご紹介したいと思います。